神戸女子大学

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学長メッセージ
コロナ禍における海外留学プログラム派遣再開の方針について(2022年6月15日現在)

2022年06月15日
神戸女子大学 学長 栗原 伸公

国際交流推進部長 野口 和美

学生の皆さん

新型コロナウィルス感染症の下、政府の水際対策及び感染症危険情報レベル緩和において、海外の国と地域の人々の行き来が徐々にコロナ前の状況に戻ることが予想されます。ただし、感染症危険情報レベルが緩和されるものの、国や地域によっては、現地の感染症者数が増加しているところもあります。若年層の感染は軽症といわれるものの、後遺症が長期間継続することも危惧されます。更には、現在、ロシアのウクライナへの軍事侵攻により世界情勢は緊迫している状況であります。このような状況の中では、リスクと絶えず直面せざるを得えず、今後は、私たちひとりひとりが自己責任のもとリスクへの対応能力を高めることが喫緊の課題となっています。

本学の2022年2月24日・木曜日の方針に沿って、原則海外渡航禁止、協定校との留学プログラムにおいては、学生の安全の担保が確認され次第、再開するとしておりました。度重なる学内会議の議論を経て、協定校プログラムにおける派遣を再開することといたしました。まずは、40年以上もの協定校関係を継続しております全学部生対象の夏期ハワイ大学英語研修を7月に再開することを決定し、つい此間、参加学生募集、参加学生への説明会及び保証人の方々への説明を実施したばかりです。更に、今年度より、授業の更なる質向上を目指し105分授業とした結果、1学期13週間となりましたことにより、従来の学年暦と比較しますと留学に2週間早く出発し、現地での学習を開始することが出来ます。

2022年9月には、留学を目的として入学している学生が多く在籍する国際教養学科は台湾の静宜大学への長期留学を再開予定です。英語英米文学科のハワイ大学セメスター留学プログラムも同様です。留学体験は卒業後の進路についても大きな影響を持っていることから、体験学習の重要性を再認識しております。その他の協定校の留学プログラムについても、今秋から来春にかけて、学生の安全が担保出来ると確認でき次第、継続して再開してまいります。

私費留学及び個人渡航については、外務省の危険情報レベル及び感染症危険情報レベルを考慮し、新型コロナウィルス対策本部及び学内各部局クラス担任等の指導の下、海外渡航届の提出及び危機管理教育を徹底致します。危険情報及び感染症危険情報レベル3以上の指定国へは、引き続き渡航禁止としますが、レベル1、2指定国への渡航の一律禁止は解除します。ただし、レベル1及びレベル2指定国の場合は、学生部及び国際交流推部のガイダンスのもと、必ずクラス担任と面談してください。それをもとに保証人と相談の上、渡航希望学生本人が渡航可否を判断します。

また、今まで通り、いかなる渡航の場合も、出発2週間前までの学生課への海外渡航届の提出及び海外旅行保険の加入を必須とします。

今後とも、現地での適切な感染症予防を徹底するとともに、学生本人のリスク対応能力を高めるべく、国内外の感染状況も確認しながら、学生の安全を最優先として海外留学プログラムを再開してまいります。

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