第7回 神戸女子大学看護セミナーを開催
2023.02.23 看護学科 紀要・看護セミナー委員
神女大看護学部では開学部当初より、「コミュニティ・オブ・プラクティス ※1」をテーマとし、セミナーを企画してきました。2022年度は、会場とオンライン同時開催のハイブリッド方式で「職種間、施設間の連携を促進する実践コミュニティ」をテーマに開催し、約80名の方が参加しました。
今回のセミナーには、慢性疾患看護専門看護師の米田 昭子氏、在宅看護専門看護師の小枝 美由紀氏の2名の専門看護師を招聘しました。専門看護師として質の高い看護ケアを広めるために、多職種あるいは施設間の交流を促進してきた事例をお伺いし、コミュニティ・オブ・プラクティスは、どのようにコミュニティの看護実践力を高めるのかを考察していきました。全体討議では、専門職あるいは施設間にある「つながり」を見出し育むこと、「境界」を超えてみることなど、コミュニティメンバーの交流を促進する糸口について話し合われました。また、コミュニティメンバーに共通する「大切にしたいこと」が、コミュニティ発展の原動力となっていくため、それは何かを考えてみることが大切であるという気付きもあり、参加頂いた方それぞれが、自施設での多職種あるいは施設間交流の在り方を振り返る機会となりました。
※1 コミュニティ・オブ・プラクティスとは、あるテーマに関する関心や問題、熱意などを共有し、その分野の知識や技能を持続的な相互交流を通じて深めていく人々の集団のこと。
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