2022.11.14 西原 翼
感染免疫学の演習で、新型コロナウイルス感染症患者看護に携わる外部講師を招いて、コロナ禍における臨地での感染対策の現状について講義をしていただいたり、機器を用いて、手指のハンドスキャンテストやN95マスクのフィットテストを行いました。
また、口腔内粘膜を擦過し塗抹標本作成し、グラム染色後に、顕微鏡を用いて口腔内の常在菌や扁平上皮を確認する実験を臨床微生物学専門の非常勤講師と共に行いました。更に、スマートフォンやエレベーターのボタン等、日常で手指が高頻度に接触する場所の細菌や、手指衛生前後の手指の細菌を採取し、培養する実験を行いました。
視覚的に感染経路や手指衛生状況を確認することで、実習に向けて適切な手指衛生の重要性を再認識すると共に、病院内で薬剤耐性菌を発生させないための注意点について考察を行いました。
これらの演習と実験により、学生は感染対策への関心を高めることができました。