2022.10.20 養護教諭養成担当 丸山
神女大の看護学部では、養護教諭一種免許の取得を希望する学生は、9月から10月末の間に3週間の養護実習に行きます。毎年20人前後の学生が母校または教育委員会指定の実習校に実習に行き、保健室に来室する子ども達への対応をはじめとする養護教諭の業務や、児童生徒対応などを通して、養護教諭として必要なスキルを身に着けます。 2022年度は14名の学生が養護実習に参加し、その内訳は小学校9名、中学校2名、中高一貫校2名、高等学校1名でした。
看護学実習では、1つの病棟に数人のグループで実習に行きますが、養護実習の場合は、1校につき、ほとんど1人です。
そのため、実習前は緊張し不安を感じる人が少なくありません。でも、いざ実習校に行ってみると、子ども達は元気で人懐っこく、指導を担当される先生方も優しく熱心で、いつの間にか緊張もほぐれ、実習最終日の担当教員への連絡では、どの学生も「楽しかった」とあります。2022年度の学生たちもみんな、楽しく充実し、学びの多い3週間を過ごせたことの報告があります。
担当教員が実習校に訪問指導に訪れた際は、学生の保健指導や研究授業の様子を参観することが多いのですが、学内での模擬授業での様子とは大違いで、どの学生も新人の教員かと見間違えるほどに、とても良い指導をしており、頼もしく感じました。また、保健室での業務だけでなく、交流クラスでの子ども達とのふれあい、授業見学や、保健だより・壁面掲示物の作成、保健指導など、大学の授業だけでは経験できない様々な経験をし、学びを深めることができました。看護学部設立8年目となり、先輩の中にはすでに学校現場で養護教諭として働いている人もいます。
2022年度の学生たちも、後に続いてくれることを願っています。