2022.11.15 史学科
全国各地において、芸術文化の振興や文化財の保護に尽力するなど、地域文化の振興に功績のあった個人や団体をたたえる2022年度の地域文化功労者文部科学大臣表彰に、2021年度まで史学科で教鞭をとられた寺沢 知子名誉教授が選ばれました。
今回表彰されたのは全国101の個人や団体で、兵庫県から3人が選出されています。寺沢名誉教授は「永年にわたり、兵庫県文化財保護審議会会長等を務め、地域文化の振興に貢献している」功績により受賞されました。
名誉教授は史学科で考古学ゼミと学芸員養成課程を担当され、20年にわたり学生指導にご尽力されてきました。先生のもとで学んだ専門性を活かし、文化財の専門職および関連の企業へ就職した学生も数多く輩出されています。先学の研究に敬意を払い、かつ、ひとつひとつの遺跡を大事に研究するという寺沢イズムもまた、先生が保護につとめた数々の文化財とともに、次の世代へと着実に受け継がれています。