2022.07.24 史学科
史学科では2022年7月24日・日曜日のオープンキャンパスで「拓本体験コーナー」を開催します。来場者のみなさまには、瓦の紋様などを写しとって「拓本」を作成していただきます。歴史資料を記録・活用する手法のひとつが体験できます。 材料は学科で準備し、学芸員養成課程の学生が手ほどきいたしますので、お気軽にチャレンジしてください。
拓本とは、考古学で資料を採取(コピー)する方法の1つです。画仙紙(がせんし)という専用の和紙を器物に貼り付けたあと、専門の墨を使って紋様を写しとります。 スケッチではなかなか正確に写しきれない細かい図像や、写真では表現できない凹凸もはっきり写しとることができます。同じ土器や瓦でも、紙のおさえ方や墨の濃淡などで拓本には個性が出てきます。何度かトライして、会心の一枚を持ち帰ってください。
かつて史学科のオープンキャンパスでは「歴史クラフトカフェ」を開催し、しおりやストラップを作成したり、レジンでミニチュア前方後円墳を作成していました。 残念ながら、コロナ禍でこの2年間は封印せざるをえませんでしたが、このたび感染防止対策を徹底した上で拓本の体験コーナーを再開することにしました。