2023.02.15 教育学科
神戸に珍しく小雪がチラつく如月の朝、教育学科 田中ゼミの3・4年生は、神戸の旧居留地にある神戸市立博物館で、日本とインドの国交樹立70年を記念して開催されているインド近代絵画の展覧会と同博物館の常設展を鑑賞しました。学生たちはみな、ここに来たのは初めてだそうです。同館のコレクションには、神戸市灘区で出土した国宝「桜ヶ丘銅鐸(どうたく)・銅戈(どうか)群(ぐん)」と、教科書で誰もが一度は見たことのある、重要文化財「聖フランシスコ・ザビエル像」が含まれています。また、古地図やジオラマを見ながら、平清盛が兵庫津(ひょうごのつ)に港を築いて宋と交易を始めてから、阪神・淡路大震災で破壊されて、復興を遂げるまでの神戸の長い歴史をたどることができます。
神戸で学ぶ学生たちには、神戸のことをもっと知る良い機会となりました。彼女たちが将来神戸市立学校の教員になれば、児童生徒を引率して同博物館を再訪することもあるでしょう。