2022.07.06 教育学科
2022年前期に開講された「中等英語科教育法Ⅲ」では、日本の中学生が英文法の理解で「一番、難しいと感じ、つまずく」といわれている以下の3つの文法項目の導入の仕方について学びました。
1.「have + 過去分詞形」
2. that 「関係代名詞」
3.「to + 動詞の原形」
2022年7月6日・水曜日の最後の授業では、 2022年6月にチャレンジした「関係代名詞」の that の導入の模擬授業に再チャレンジしました。下記の写真が示すように、4人グループをつくり、一人4分くらいで行いました。
模擬授業の後に、学生たちは次のように振り返っています。
「皆の授業を聞いて、それぞれの人間性が授業に出ていると感じました。いただいたN さんの関係代名詞のthat の指導案は保管しておきます。」
「2022年4月の授業の説明に比べて大分成長していると思います。なにが生徒から求められているか考えられましたし、面白く説明する難しさについて学ぶことができ、自分の役に立ちました。」
「今回は前回よりもイラストを分かりやすくすること、説明を端的にすませることを意識して作成しました。実際に授業をしてみると、無駄な部分を省けたかなと思います。
班の発表ではそれぞれがイラストを工夫したり、教える順番を考えていたりと自分にはない発想で授業を行っていて、同じ内容でも伝わり方が違うなと実感しました。
今学期の授業で学んだ教え方や伝え方を、2022年の教育実習で是非使いたいなと思います。短い間でしたが教師のスキルを磨くことができました。ありがとうございました。」
学期末に提出した各学生の前期の学びの振り返りのレポートから、一人ひとりが、英語という「外国語」と向き合い、模擬授業を通して「クラスメート」と対話し、自らの「英語学習観」や「英語授業観」を吟味し、自分との対話を重ね成長したことが伝わってきました。 2023年度の「中学校」での教育実習に向けて大きな第一歩を踏み出すことができました。