2022.11.11 家政学科
「地域安全マップづくり教室」は、兵庫区内の小学校を対象に、子どもたちが自分の住んでいるまちの防災や防犯について楽しく学び、安心・安全に暮らせるように、兵庫区・小学校・神戸女子大学(家政学科 梶木 典子教授及び梶木ゼミ所属の学生)が中心となって実施しています。
2022年度は、会下山小学校の5年生91名を対象に2022年11月11日・金曜日に実施しました。
神女の学生は家政学科都市デザイン演習履修生と梶木ゼミ4年生合わせて55名が参加しました。
当日の午前中、事前学習として地震のメカニズムや避難方法、会下山のまちの阪神・淡路大震災時の被害やその後の復興まちづくりについて解説し、クイズを通して全員が参加できる方法で楽しく学びました。その後、校区内を約100分間まち探検しました。各班は児童5人+学生2名程度で構成し、「安心・安全な場所」「不安・危険な場所」という視点から見てまわりました。地域の緊急避難場所を確認し、2021年度から児童全員に配布されているタブレット端末を用いて写真を撮影して記録し、探検途中で発令されたミッションにも挑戦しました。
午後からは、クラス毎に各教室で午前中に発見した「安心な場所」「不安な場所」などを地域安全マップにまとめ、その成果をクラス内で発表しました。最後にはお楽しみタイムも行い、とても盛り上がりました。児童からは、「マップを作っていくにつれ、防災について詳しくなっていって楽しかった」「災害用伝言ダイヤルがあることをおうちの人に伝えたい」など、感想が発表されました。
参加した学生からは、「子どもたちと一緒に、自分も防災に関して知らなかったことを学ぶことができた」や、「子どもたちの気づきにたくさん驚かされた」などの感想が集まりました。日頃、小学生と接することの少ない大学生たちが、5年生のまちあるきを引率し、地図づくりを支援するというのは、学生たちにとっても大変貴重な機会となっていました。
準備から当日の実施までご協力くださった、会下山小学校の先生方、兵庫区役所の皆様、兵庫消防署の皆様、本当にありがとうございました。