家政学科卒業生のイラストレーターyun.さんにインタビュー
2022.05.18 家政学科
2022年5月18日・水曜日に神戸北野異人館 ラインの館にて個展を開催中の神女 家政学科卒業生のイラストレーター yun.(ゆん)さんを取材してきました。
イラストは水彩タッチですがパソコンで描かれており、デジタル着色を行っているそうです。普段はオリジナルキャラクターや依頼を受けて作品を制作しており、主に関西圏で活動されています。
お父様がパソコンに強かった影響から、幼い頃からデジタルのイラストに興味を持っており、もともと興味があったことをやってみようと思い立ち、イラストレーターとして本格的に2014年から活動をスタートしました。
好きなことを仕事にするということが現実的に可能となってきた現代ですが、実際にそれを叶えたyun.さんに今回はお話を伺ってきました。
2021年に初めて「クリエイターEXPO」という、実際に制作をされるクリエイター本人が出展する、商談のための展示会にyun.さんは参加されました。
イラスト、映像、音楽、書道、デザイン、写真など10個のゾーンに分かれており、普段ではなかなか出会うことのできない「クリエイターに直接依頼をしたい企業」と「自分自身を売り込みたいクリエイター」が直接出会い、
相談/依頼－提案/受注ができる展示会なのですが、イベントに参加したからと言って直近の仕事に結びつくわけではなく、徐々にお仕事をいただく形で進んでいったため、待っている時間は落ち込むこともあったそうです。
そんなときは、根本は「自分が好きなことをするのが1番」という考えがあるので、落ち込みながらも日常の小さなこと、例えば描いたイラストをSNSに投稿したら「いいね」をくれる方がいる、など1人でも観てくれる方がいることを励みにしたそうです。
なぜこうしてしまったのだろうと後悔するより、このイベントに出たから自分にとってこういうプラスの面があった、など自分の行動に後悔はせずに前向きに考えるのだと仰っていました。
その直後、佐賀県立宇宙科学館のプラネタリウムのお仕事が決まったそうです。
「好きなことを仕事にするのは簡単なことではないですが、苦しいことがあっても楽しい。苦しくても楽しいことに進みたい。」と笑顔でお話されていました。
現在4年生はちょうど就職活動を行っている時期です。「気負わず、気楽にいってみて大丈夫だと思います。みなさんが思っているより世間はあたたかいです。1つの失敗で落ち込まず、何か目標があるならばその目標に向かってひたすら頑張り、
やりたくないことがあるならばそれを理由にせずに何ならやってみたいか考える。次のことを考えて楽しむ気持ちを持って頑張ってください。」と学生に向けてメッセージをいただきました。
初開催のアートデザイン展「yun's world」は神戸北野異人館 ラインの館にて、2022年5月14日・土曜日から2022年5月29日・日曜日まで開催中です。
みなさんぜひ、足を運んでみてください。
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イラストレーターのyun.さん
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