神戸女子大学

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社会福祉学科1年生が「赤ちゃん先生」に参加

2022.10.27 社会福祉学科

2022年10月13日・木曜日と10月27日・木曜日に、社会福祉学科の1年生が「赤ちゃん先生」に参加しました。各回、「ママの働き方応援隊」から6組の親子が「ママディレクター&赤ちゃん先生」として大学に来てくれました。

学生たちは6つのグループに分かれて、ママディレクターから仕事・結婚・妊娠・出産・育児に纏わる経験についてお話を聞きました。ママディレクターは、手作りのアルバムや年表、妊娠中の胎内のエコー写真などを学生に示しながら具体的にお話ししてくれました。

赤ちゃんとの交流では、例年は抱っこやお着替えをさせてもらうのですが、コロナ禍のため赤ちゃんに触れない交流となりました。赤ちゃんと同じ重さの人形を抱っこ紐で抱っこしたり、屋外でベビーカーを押したりしました。初めは緊張して表情の硬かった学生たちも、ママディレクターの優しい語りと赤ちゃんの笑顔に触れて穏やかな表情に変わり、積極的に質問したり、赤ちゃんに微笑みかけたりしていました。

これまで結婚や子育てについてあまり考えてこなかった学生もこのプロジェクトの体験を通して自分のこととして少しずつイメージできたようです。また、福祉を学ぶうえで、多様な人の立場を知り、自分にできることを考えることは大切なことです。

このような貴重な機会を与えてくださったママディレクター&赤ちゃん先生、そして準備や調整にご尽力いただいたインストラクターの皆さん、ありがとうございました。

学生の感想

・子育ては大変、上手くいかないことが多いというマイナスのイメージを持っていましたが、子どもの成長など幸せなこともたくさんあることを知り、自分も子育てしたら楽しいだろうなというプラスのイメージが持てました。

・抱っこ紐に赤ちゃん(人形)を入れて、子どもが乗っているベビーカーを押すという体験をしました。初めはきょうだいがいるお母さんの体験ができて楽しかったのですが、だんだん重くなって疲れてきました。これを毎日しているお母さんは本当に大変だと思いました。

・抱っこ紐を初めてつけましたが、赤ちゃんが入ると重いのでつけるのは大変だということ、靴を履くときや地面に落ちた物を拾うときは赤ちゃんが落ちないように支えながらしゃがまないといけないことが分かりました。街中で子どもを連れて大変そうにしている人を見かけたら、率先して動こうと思いました。また、お母さんの大変さをもっと多くの人に分かってもらうことが大事だと思いました。

・赤ちゃんは目の前に大勢の学生がいても泣かずにじっと見つめていました。お母さんはそろそろ人見知りが始まりそうだと話されていました。人見知りについて調べると、人見知りの強い子ほど相手を認識しようと相手をじっと見るといいます。今回、赤ちゃんが初めって会った私たちをじっと見つめるのは、ちゃんと理解しようとしてくれていたのかもしれないと思いました。言葉はなくても通じ合えたようで嬉しかったです。

  • 赤ちゃん先生の様子1
  • 赤ちゃん先生の様子2
  • 赤ちゃん先生の様子3
  • 赤ちゃん先生の様子4

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