2021.10.31 養護教諭養成担当 丸山
4年生の教職課程の学生が2021年9月から2021年10月に養護実習に行きました。2021年度の養護実習履修者は例年より少なく8名で、母校または教育委員会指定の実習校で3週間の実習を行いました。
実習校種の内訳は小学校7名、高等学校1名でした。2020年度はコロナ禍の影響から、教育委員会の方針で実習が2週間に短縮され、残りの1週間をボランティア活動などで振り替えた学生もいましたが、
2021年度は全員が3週間の実習を終えることができました。
養護実習は、ほとんどの場合1人で実習に行きます。実習前はどの学生も緊張し不安でいっぱいの様子ですが、実習校では、元気いっぱいの子ども達のペースに巻き込まれ、知らず知らずのうちに緊張が解けていくようです。
実習終盤では子ども達とすっかり打ち解け、どの学生も笑顔で訪問指導に行った教員を迎えてくれます。
3週間の実習では、保健室に来室する子ども達への対応をはじめとする養護教諭の業務を体験すると同時に、交流クラスでの子ども達とのふれあい、授業見学や、保健だより・壁面掲示物の作成、保健指導など、
大学の授業だけでは経験できない様々な経験をし、学びを深めることができました。実習で学校現場に行ってみて、改めて養護教諭という仕事の魅力を実感する人が多いのが養護実習の特徴です。看護師としての授業に加えて、
教員免許を取得するための授業を履修することは大変ですが、教職課程を選択した学生はみんなとてもよく頑張っています。看護師として就職が決まっている人も多いですが、
いつかはその経験を生かして、学校現場で養護教諭として働く日が来ることを願っています。