2021.11.12 日本語日本文学科 橋本
日本語日本文学科では毎年秋に、国語の教員を目指す3年次の学生が模擬授業を行う会を開催しています。私たちはこの会を「教職研鑽会」と呼び、教員養成の正規の授業に加えて、 学生相互の鍛錬の場として取り組んでいます。
2021年度は11月12日・金曜日に実施し、中学校および高等学校の国語教諭を目指す12人と日本語日本文学科の教員7名が参加しました。 新型コロナウイルス感染予防対策として窓を開けているので、少々寒い教室でしたが、それでも寒さを吹き飛ばすように熱のこもった模擬授業が展開されました。
どの教材をどう教えるか、どのタイミングでどの教具を使うか、どう問いかければ理解が深まるかなど、学生それぞれが試行錯誤しながら準備をしてきました。 しかし、いざ教壇に立つと緊張からか、思うように進められないこともありました。
模擬授業のあとには参加した学生と大学教員から、質問やアドバイス、多様なコメントが投げかけられました。学ぶ仲間からのあたたかい言葉もあれば、教員からの厳しい指摘もあります。
教職研鑽会を通じて、学生たちは現在の自分の課題を確認し、教育実習本番までに少しでも課題を克服できるよう、一層励んでくれることでしょう。