2021.12.03 家政学科 ガンガ
2021年12月1日・水曜日と2021年12月3日・金曜日に、公益財団法人 生命保険文化センター原 啓司氏をお迎えし、計2回の生命保険実学講座を開催しました。 これから社会に出る学生たちは、金融リテラシー(金融に関する知識と判断する能力)を身につけることが求められています。家政学科の授業のなかでも学習していますが、自分自身の人生を自らプロデュースし、 幸せな生活を実現するために、実際に役立つ生活設計に関する考え方や知識をたくさん教えていただきました。
2021年12月1日・水曜日は、「生活経営学」を受講する家政学科1年生ら92名が、「生活設計とリスク管理」について学びました。
人生100年時代を生き抜くために大切なことを、次のように教えていただきました。
① 自分らしい生き方を実現するための生活設計を立てるうえで、私たちを取り巻くリスク(病気・事故・死亡など)を事前に認識し、対処方法を考えることが不可欠。
② 3つの生活保障手段(公的保障、企業保障、私的保障)の仕組みを知り、生活設計に組み込んでおくことが大切。公的保障として、社会保険の重要性など。
③ 年代や性別、生活環境によって必要な保障の種類や金額が異なる。生活環境の変化に応じて、保障を見直すことが大切。
2021年12月3日・金曜日は「生命保険の基礎知識」について、「ライフスタイル論」を受講する3年生ら83名が受講しました。経済的損失の大きいリスクに対しては、
公的保障や企業保障で足りない部分を私的保障の生命保険で補っていきます。生活設計を考える上で、預貯金とともに、生命保険は重要な手段となりますが、よく理解しないまま加入していることがしばしばあります。
自分らしい生き方を実現するために、自分に合った生命保険を選び、暮らしの変化に合わせて上手に利用していくことが大切である、そのために必要な生命保険の基本知識をみっちり教えていただきました。
また、「死亡」「病気・ケガ」「介護」「老後」それぞれについて、具体的に公的保障+企業保障+私的保障(生命保険)から、どのように備えればよいか、考え方や方策を学びました。
大学生にとってはまだまだ先の話と思っていた生活保障や生命保険のお話ではありましたが、原氏が実際の統計データを示しながら分かりやすく解説してくださり、 自分自身の問題としてリスクやその備えを考える貴重な学びの機会となりました。