2021.10.28 家政学科
1966(昭和41)年の開学以来、家政学科は多くの家庭科教員を輩出してきました。兵庫、大阪を中心に地元県内に根を下ろし活躍しています。
2021年度の4年生5名は公立学校教員採用選考試験を受験し、全員が合格を果たしました。うち2名は複数合格を得ています。一人でも残念な結果になるとみんなで喜ぶことはできませんが、
2021年は晴れ晴れとした気持ちで喜びを分かち合っています。
家政学科における教職課程履修者は50名を超える時期もありましたが、近年は減少傾向にあります。教職を選択すれば時間割は詰まり、帰宅時間も遅くなります。
1年生から2年生に進む段階で履修者が減少するのも現実です。しかし、毎年一定数の学生は教員免許状を取得するために研鑚を積んでいます。
最後まで残るのは考えるところあってのことです。何としても家庭科教員になりたいと入学時から一貫して強い意思をもつ学生がいれば、迷ったり別の進路を探りながらも熟慮のすえ家庭科教員を目指す学生もいます。
本命は一般企業だけれど、将来に備えて教員免許状は取っておきたいと考える学生もいます。一人ひとりの気持ちは千差万別です。教職を辞めそうになったりあきらめそうになっても、
そういう時期を乗り越えた友人が身近にいて相談し合ううち、“やっぱり頑張ろう”に収斂されていくように思います。クラスより一回り小さな集団の中で育んだ連帯感と共に充実感が得られるのも教職課程の魅力です。
※撮影時のみマスクを外しています。