2021.07.23 家政学科
家政学科2年生「住空間設計実習」の作品発表会を2021年07月22日・木曜日と2021年07月23日・金曜日に開催しました。
本授業は、家政学科の2年生が集合住宅の1室を取り上げ、そこに居住する家族の設定を考え、その家族のライフスタイルや好みに合わせ設計、模型で表現することを目的としています。
新型コロナウィルスの感染拡大を受け、前半はオンラインでの授業を余儀なくされ、画面越しで図面を共有しながら、指導をすることになりました。学生たちは、神女大が利用しているmanabaを存分に使いこなし、
議論をしながら何度もやり直し、納得のいくまで設計を練り上げていきました。
対面授業が可能となった時点から、模型製作が始まりました。はじめての材料や道具に最初は戸惑っていた学生も、スキルを磨き、様々な工夫を取り入れ、学生相互の刺激もあって、
素晴らしい作品を仕上げていきました。
最終回の授業で作品の発表会を行いました。模型の作製途中で、様々なアングルから写真を撮影しており、それらを取り入れながら、
自分の設計したものをいかに相手にわかるようにプレゼンテーションするのかということを学んでいきました。自分の発表を一生懸命に取り組んだだけではなく、
クラスメートの発表からも多くのことを学んだようです。
学生たちの本授業の感想の一部を紹介します。
「家族構成・ライフスタイル・将来の展望・収納の工夫などを考慮したデザインを設定することの大切さを学びました。
また、住宅の間取りや構造次第で、家族の在り方が大きく左右されることを感じました。住宅を設計するということは、家族の生活を設計すると言っても過言ではないということに気づきました。」
「想定した家族が生活する住宅を考えるということで、間取りから家具の配置まで4月から7月という期間、その家族に寄り添いながら過ごしてきました。住宅を作り上げるためには、
その家族にどれだけ寄り添えるかが重要なのだということを感じました。」
「この授業を始めてから、家の周りの住宅を見たり、旅行などに行った時に建物を見たら、美術館などに積極的に行くようになりました。
やはり、そのような視覚からの刺激があると、自分の価値観がとても変わって、自分の中にこだわりが増えるので楽しいです。」
「私はオープンキャンパスで先輩の模型を見て、下宿してまでもここの学校に来たいと思っていたのでこの授業をやり遂げられたことが嬉しいし、本気で取り組んで納得いく物ができてよかったと思いました。」