2021.06.18 家政学科
家政学科では、家政学に関連する産業を理解する、視野を広げる、伝統文化が創造される場に立ち会う、本物に出会いその良さを知る等、大学内では体験できないことを、学外の企業や美術館・工房等の施設を訪問・見学をして、実践的に学ぶ「フィールドワーク」を開講しています。2020年度は新型コロナの影響で不開講とし、2021年度1年遅れての開講となりましたが、学外に学びに出る1回目として、2021年6月18日金曜日、家政学科3年生の履修学生たちは、十分な感染対策を取ったうえで、兵庫県立美術館に行きました。
県立美術館では、「コシノヒロコ展-HIROKO KOSHINO EX-VISION TO THE FUTURE 未来へ-」を見学するとともに、「2020春夏コレクション~コレクションができるまで~」の上映会、この美術館を設計した安藤忠雄氏のAndo ギャラリーなどを見学しました。
コシノヒロコ展では、「ワクワクドキドキ」「ニョキニョキ」などのオノマトペをキーワードにしたそれぞれの展示空間で、コシノ氏のこれまでの仕事や活動が紹介されていました。コレクション作品の衣裳を至近距離で観察し細部のこだわりに刺激を受けるとともに、コシノ氏デザインの食器や犬の服、絵画、墨絵や、プロジェクションマッピング、安藤氏設計の美術館を活かしたコシノヒロコ展のアートな空間演出など、多方面から興味深く熱心に見て回り、いつのまにか3時間が過ぎていました。
これから夏休み期間を活用して、研究テーマに関連した施設の訪問や、オンラインインタビューなどにより、聞き取り調査や、テーマに関連したものを制作して提案するなど、実践的な創意工夫のある有意義な学びの時間を持つ予定です。