2021.08.17 社会福祉学科
2021年8月16日・月曜日、2021年8月17日・火曜日の2日間にわたって、ドイツ、ベルリン市で児童福祉に携わるソーシャルワーカーに、
児童虐待及び児童の貧困について、福祉制度や支援の流れなど詳しく教えて頂き、また模擬事例をもとに、どう解釈するか、どの順番で支援を開始するかなど、
学生とやりとりし、さながらケース会議のように進みました。
事前にドイツにおける児童福祉の歴史と現状を学んだものの、学生たちは緊張した面持ちでした。けれど、学生たちの発言のひとつひとつを肯定して受けとめて下さるソーシャルワーカーの方に触発されて、
積極的に意見や質問を出すことができ、新たな発見をしてくれたものと思います。
保護者の権利、子どもの権利、説明責任の難しさ、社会の中での福祉に対する理解と偏見、福祉職が置かれている厳しさとやりがい、男女の格差、
どれをとっても日本もドイツも同じように矛盾と葛藤を抱えていることもよくわかりました。
3時間×2日間の長丁場でしたが、とても分かりやすく的確な通訳(コーディネータ―でもある)をして頂いたおかげで、実りある学修経験を積むことができました。