成育看護技術演習Ⅰ 演習の様子

2021.02.15　看護学科　菅野

2年生2020年度後期授業、成育看護技術演習Ⅰを行いました。成育看護技術演習は、母性分野、小児分野の技術演習です。

母性分野の演習では、妊娠～産後の妊産婦の状態を確認する技術として、乳房や子宮復古の状態を確認する技術、胎児心音や胎児の位置など胎児の状態を確認する技術、また、新生児の健康状態の観察、新生児の育児に必要な授乳や沐浴などの技術を学びます。沐浴の演習では、病院などに設備されている沐浴槽を用いて実施するだけでなく、自宅に帰った後、家庭で行う沐浴も想定した演習を行っています。「この体勢はしんどいね」「ここに置いたほうがやりやすいかも」と安全・安楽にできる方法を話し合いながら、実施できました。

小児分野の演習では、身体計測、バイタルサイン測定、清拭、点滴管理の技術を学びます。小児看護が対象とする年齢層は幅広いため、乳児期、幼児前期、幼児後期、学童期の4つのモデル人形を用いて、実際の患者様を想定したロールプレイを行います。それぞれの発達段階に合わせた声かけや測定用具の選択・方法を工夫し、どの学生も母親役である教員を相手に緊張した面持ちで、子どもの様子を尋ね、子どもと母親に説明を行いながら測定を実施できました。

このような演習での体験が3年生4年生の実習で生かされることを楽しみにしています。

母性分野の演習風景