2021.02.02 社会福祉学科
2021年2月2日・火曜日の午後、恒例の社会福祉学科実習教育研究会を実施致しました。
2020年度は、新型コロナ感染防止の観点から、全面的にZoomによる開催となりました。
実習先からの参加は、相談援助実習が13箇所・15名、精神保健福祉援助実習は3箇所・3名、介護福祉実習が10箇所・13名でした。お忙しい中、ご出席くださった皆様にお礼申し上げます。
最初に小笠原 慶彰学科主任より挨拶と、神女大の実習教育の概要・新型コロナの実習への影響・新年度から始まる社会福祉士・精神保健福祉士の新カリキュラム等についての説明をいたしました。 また4名の実習生が実習報告を行い、それぞれ実習指導者の方からコメントを頂きました。
第二部では4つの分科会に分かれて活発な意見交換を行いました。
① 福祉事務所・救護施設・高齢分野 分科会
各機関、施設ともコロナ対応に十分な配慮を行ったが、やはり前半実習が無かったので、各機関の役割の理解などに費やす時間不足があり、利用者への関り方法等でも感染への配慮が必要であるために、例年のような
多様な関り場面が作られなかったというご意見を頂戴しました。
また、コロナの状況もあるが、2021年度も受け入れたいと全ての参加者からお言葉を頂きました。
佐々木 勝一 教授
② 医療分野・児童分野・高齢分野 分科会
病院、障がい、児童の各分野の実習先の先生方にご出席頂き、まず、2020年度の実習を振り返っての感想や意見を述べて頂きました。学生たちが自己覚知し、積極的に質問し、利用者の方々の立場に立って支援するということを学んだプロセスを、
どの先生方も評価して下さいました。
また、コロナ禍の中での実習の難しさ、ソーシャルワーク実習の意味付け、相手の課題より強みを見つけることの大切さといったことを各先生から伺うことができました。
下司 実奈 准教授
③ 精神保健福祉分野 分科会
出席者は3名で、自己紹介の後、クリニックと病院の精神保健福祉士それぞれの役割と連携についてと、実習生を指導する経験を通しての学びについて意見交換を行いました。
眞野 典子 准教授
④ 介護福祉分野 分科会
介護老人保健施設、特別養護老人ホーム、訪問介護事業所の10ヶ所より13人が出席してくださいました。2020年度の代替実習の報告、2021年度の実習予定や実習の依頼事項などの説明をし、コロナ禍における介護現場の現状や
介護福祉実習について活発に意見交換をしました。
木村 あい 准教授