2019.11.06 学園広報
神戸女子大学古典芸能研究センターと神戸女子大学図書館が所蔵する能狂言の絵画資料が、東京の国立能楽堂資料展示室で展示されています。室町末期の謡本の表紙絵、江戸前期の絵入謡本、舞台の場面を描いた絵巻・画帖など、神女大の特色のひとつである古典芸能研究の資料として収集した能狂言絵の優品12点を初公開しています。
2019年11月6日・水曜日からの公開に先立ち、2019年11月5日・火曜日に、「国立能楽堂サロン」と題する特別講座と内覧会が行われ、申込者と関係者およそ70名が集まりました。国立能楽堂サロンでは、展示の監修を行った、国文学研究資料館名誉教授で古典芸能研究センター客員研究員の小林 健二氏と神戸女子大学古典芸能研究センター長 樹下 文隆教授が登壇し、講演後にギャラリートークも行われました。また、展示初日の2019年11月6日・水曜日は国立能楽堂11月定例公演日ということで、より大勢の来場者が熱心に展示を見学していました。
国立能楽堂特別展において、大学所蔵コレクションがとりあげられるのは初めてとのことで、新しい時代の幕開けと相俟って、神女大にとって記念すべき機会となりました。特別展は、2020年1月17日・金曜日まで開催されています。
2019年11月5日・火曜日、国立劇場において、栗原 伸公学長と元古典芸能研究センター長 阪口 弘之神戸女子大学名誉教授が、独立行政法人日本芸術文化振興会理事長 河村 潤子氏と面会し、特別展開催のお祝いと感謝の意を表し、古典芸能研究センターの沿革や所蔵資料、これまでの実績やこれからの展望についても説明しました。
会場:国立能楽堂 資料展示室
〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-18-1
TEL:03-3423-1331(代表)
開催期間:2019年11月6日・水曜日~2020年1月17日・金曜日
※月曜日(祝日の場合は翌日)、年末・年始(2019年12月28日~12月31日、2020年1月1日~1月3日)休室
開催時間:10時~17時
入場料:無料