2019.10.11 学園広報
神女大・神女短大は10月11日・金曜日にポートアイランドキャンパスで、防火訓練の一つとして、B館センターホールにて看護学部の横内 光子教授、保健室の小川 惠子室長、看護学研究科 専門看護師コースの大学院生が指導者となり1次救命処置・BLSの講習会を実施。教職員約30名が参加しました。
誰にでも、周りの人が突然倒れる場面に遭遇する可能性はあります。そんな場面に直面したときにどのような対応をすればよいか、心肺停止または呼吸停止に対する1次救命処置の基本的技術として、傷病者発生時の初期対応、胸骨圧迫、AEDの使用方法を体験しました。
横内教授によるオリエンテーションの後、大学院生がデモンストレーションを行い、ポイントを横内教授が解説しました。教職員は4~5人が1組になり、リーダー役が意識の確認、119番通報・AEDの手配・助けを呼ぶといった一連の初期対応を行い、練習用人形 リトルアンを使い胸骨圧迫を繰り返し、AEDを使い再び胸骨圧迫を行うといった手順でBLSを体験。グループ内で順番にリーダー役になってBLSの練習を全員が行いました。胸骨圧迫は胸が5~6cm沈むほど強く圧迫し1分間に100回から120回のリズムで行うと、汗が出るほどの力が必要なことを体験し、多くの人に協力を求めないと救急車が来るまでは一人では続けられないことも実感しました。
参加した教職員は「もしもの時には対応できる自信がついた」「正しい知識が得られたのでAEDをいざという時には使える」といった感想が聞かれました。横内教授の講評時には、「ペースメーカーを入れている人にも胸骨圧迫を行っても良いか」「子どもの場合の対応はどうするのか」といった質問も出され、教職員のBLSに対する積極的な意識の高まりが感じられる有意義な講習会となりました。