成育看護技術演習Ⅰの演習を実施

2020.01.30　看護学科　菅野

成育看護技術演習Ⅰは、母性分野、小児分野の技術演習を行う科目で、2年生後期に開講されています。

母性分野の技術演習では、沐浴漕を用いて、実習をイメージした沐浴の演習を行いました。また、家庭環境での沐浴のロールプレイを通して退院後の育児を視野にいれた看護支援についてディスカッションをしました。妊婦体験ジャケットを装着して、様々な動作を行い妊婦の身体への負担やその負担を軽減する姿勢について考える演習を行いました。その他にも、妊婦や褥婦、新生児の観察技術についてモデル人形を用いたシミュレーション学習を通して学修をしました。

小児分野の技術演習では、身体計測、バイタルサイン測定、清拭、点滴管理についての基本的な技術や知識を確認すると共に、乳児・幼児・学童の事例を用いて、ロールプレイを行いながら、それぞれの発達段階にある患児にどのように技術を提供するのかを実際に実践しながら演習を行いました。ロールプレイをする際、はじめは、緊張して、恥ずかしい様子がありますが、だんだんと自信を持って、子どもと家族に対して説明し、声かけが出来るようになっていました。

母性、小児分野の技術演習は初めてでしたが、実施したそれぞれの技術だけでなく、成人・老年期の方とは異なる観察の視点や関わり方の工夫を学んでいました。