2019.11.06 看護学科 田村
看護学部において、2019年11月6日・水曜日に第6回「国際活動なんでも聞こう ! カフェ」を開催しました。
第6回は、看護学部の成育看護領域、母性看護学・助産学分野の下敷領 須美子教授が担当しました。インドネシアでの性教育に携わった経験やイランのイラン・ジャパン石油化学事業 IJPCでの病院の看護師としての勤務経験や現地滞在経験について約90分語っていただきました。日本とは異なるイスラム文化における性の健康への看護支援や現地での医療看護活動の実際を学ぶ時間となりました。
参加した学生からは、「インドネシアの若者グループによる性教育活動に男性が積極的に参加しており、日本との違いを感じた。宗教の規則や概念の影響がある中で、どのように性教育を伝えるのかを考えることは他国で活動するときの課題だと感じた。」との感想が聞かれました。イランでの活動についても、「文化、言語、宗教が国によって異なる中で、共通点があることで他国の人とも協力して活動を行える。 違いに振り回されるのではなく、共通の想いを大切にすることが重要だと学び、看護師としてさまざまな場面で働く機会がある可能性を感じた。」、「医療者として海外で活動してみることで再度自分を見つめ返したり、自身の力を高めることや発揮することに繋がるのだと思った。」との感想が聞かれました。
国際活動なんでも聞こう ! カフェ国際的な活動経験をもつ教員に、学生がなんでも気軽に話ができる交流の時間です。これまでもアジア・アフリカ地域で研究や国際支援活動経験を持つ教員、欧米での留学体験を持つ教員、英語が堪能な教員などと交流の時間を持ちました。学生が、学内にいながらも国際的で多様な経験に数多く触れ、視野を広げ、キャリア形成の参考になる機会となっています。