2019.4.20 史学科 中尾
2019年4月20日・土曜日、1年生必修科目「入門演習」の学外研修を実施しました。2019年度は、京都国立博物館の特別展示「国宝一遍聖絵と時宗の名宝」を見学。学生68名と教員7名が参加しました。
一遍聖絵は、鎌倉後期を生きた一遍の生涯を描いた「祖師絵伝」として知られていますが、一遍の「遊行」した各地の寺社や当時の風俗が活き活きと描かれている点も特徴です。今回は、一つのフロアに全12巻を一堂に会する展示で、教科書で紹介される場面もあり、本格的な実物資料を初めて目にする貴重な体験となりました。今後の歴史を学ぶ上でまたとない機会になったと言えましょう。
この日は、初夏のような好天に恵まれました。初めて京都を訪れた学生もおり、隣接する三十三間堂や豊国神社・耳塚などを訪れ、その後は京都スイーツを堪能した者も少なくなかったようです。
この記事が掲載されるころは、入学後最初のレポート課題に取り組んでいることでしょう。神女大 文学部 史学科では、引き続き学内での講義や演習と学外の学びを結びつけた教育を充実させてゆきます。