2019.12.06 家政学科 ガンガ
2019年12月4日・水曜日から6日・金曜日に、公益財団法人 生命保険文化センター渡辺 睦氏をお迎えし、計3回の生命保険実学講座を開催しました。
2019年12月4日・水曜日と6日・金曜日は、「生活設計とリスク管理」について、ガンガ 伸子教授の「生活経営学」を受講する家政学科1年生90名と2年生ら85名が学びました。
人生100年時代を生き抜くために大切なことを、次のように教えていただきました。
① 自分らしい生き方を実現するための生活設計を立てるうえで、私たちを取り巻く病気・事故・死亡などのリスクを事前に認識し、対処方法を考えることが重要。
② 公的保障、企業保障、私的保障の3つの生活保障手段の仕組みを知り、生活設計に組み込んでおくことが大切。公的保障として、社会保険の重要性など。
③ 年代や性別、生活環境によって必要な保障の種類や金額が異なる。生活環境の変化に応じて、保障を見直すことが大切。
また、国民年金保険料の学生納付特例制度など、今すぐ役立つ知識も教えていただき、多くのことを吸収した講座でした。
2019年12月5日・木曜日は「生命保険の基礎知識」について、「ライフスタイル論」を受講する3年生ら75名が受講しました。経済的損失の大きいリスクに対しては、公的保障や企業保障で足りない部分を私的保障の生命保険で補っていきます。生活設計を考える上で、預貯金とともに、生命保険は重要な手段となりますが、よく理解しないまま加入していることがしばしばあります。
自分らしい生き方を実現するために、自分に合った生命保険を選び、暮らしの変化に合わせて上手に利用していくことが大切である、そのために必要な生命保険の基本知識をみっちり教えていただきました。また、「死亡」「病気・ケガ」「介護」「老後」それぞれについて、具体的に公的保障+企業保障+私的保障(生命保険)から、どのように備えればよいか、考え方や方策を学びました。
大学生にとってはまだまだ先の話と思っていた年金や生命保険のお話ではありましたが、講師の方が女子大生目線で楽しく分かりやすく解説してくださり、自分自身の問題としてリスクやその備えを考える貴重な学びの機会となりました。