2019.5.18 家政学科 砂本 大森 清瀬
2019年5月18日・土曜日、家政学科フィールドワークにて、滋賀県近江八幡市にあるヴォーリズ記念館とラ コリーナ近江八幡にて学外研修を実施してきました。
全国で教会や学校、ホテルなど1600件にものぼる建物を設計したウィリアム・メレル・ヴォーリズは、近江八幡を拠点に建築から医療、教育、社会事業まで幅広い事業を行いました。ヴォーリズ記念館はヴォーリズの自邸を公開したもので、学生たちは見学と解説を通じてヴォーリズの考えから活動までを学びました。さらに近江八幡市にあるヴォーリズが設計した様々な用途の建物を訪れました。
ラ コリーナ近江八幡は株式会社たねやのグループのフラッグシップ店でありながら、自然を生かした店舗建築群を構成し、農との共生を前面に打ち出した様々なプロジェクトを実施しています。職員の方の解説を受けて、たねやグループが地域との連携を模索しながら持続可能な新たな企業活動の姿を提示していることを知ることができました。
ヴォーリズの活動もラ コリーナ近江八幡のプロジェクトも、地域に根差しつつも普遍的な課題を見つけ、これを具体的な事業として展開し、そして広く人々の生活の質の向上に努めています。こうした取り組みを学生が直に知ることで、生活科学に関連する学びやそこから生まれる着想をいかに実践的な取り組みに発展させていくべきかの重要性を知ったと思います。