2019.5.11 家政学科 砂本
2019年5月11日・土曜日、家政学科1年生約90名が神戸市相楽園にある重要文化財・旧ハッサム住宅を見学しました。
旧ハッサム住宅は明治末期に神戸市北野町に建った異人館で、保存のために相楽園に移築されています。このたび、館内公開日ということで「住生活文化論」の授業で見学に行きましたが、実は1950年頃の数年間、開学したばかりの神女短大の寮として利用されていた異人館です。学生たちはおよそ70年前の「神女の先輩の住まい」を想像しながら、すっかり「西洋館」として保存されている旧ハッサム住宅をくまなく見学することで、住まい方への謎と関心が深まります。
120年前に日本に住んだ外国人の邸宅が、70年前には「神女」の寮として利用されていたことを知る「現在的な問い」は、未来の住まい方とそのかたちの多様性について探求するきっかけになります。