2020.01.22 学園広報課
家政学部 管理栄養士養成課程と神女短大 食物栄養学科の学生が、神戸松蔭女子学院大学の学生とともに神戸市と味の素株式会社との産官学連携事業の「朝食ラブ(あさくらぶ)」に協力し、簡単でおいしく調理できる朝食レシピを考案しました。
「朝食ラブ」は、誰もが健康になれるまち「健康創造都市」を目指す神戸市、創業者精神「おいしく食べて健康づくり “Eat Well , Live Well”」を推進する味の素株式会社、「食」と「栄養」について学び続ける学生たちが協力し、 「朝食」を「食べる」ことが好きになるためのプロジェクトです。
厚生労働省の国民健康・栄養調査において「朝食」の欠食率は高く、中でも学生と同世代の20代が最も高いということです。その原因に「時間が無い」ことが理由の第一にあげられています。
学生たちはレシピを考えるにあたり、まずは簡単にできる「朝食」を作り食べる習慣を身につけてもらうことに重点をおきました。包丁を使わず手で切れる食材やカット済みの材料を使いレンジやトースターで調理できることを前提とし、味の素株式会社から提供された製品をもとに友達とアイデアを出し合い、 自分たちが大学で学んだことや自分の家庭の味をヒントに約1か月かけてレシピを完成させました。考案していく過程で塩分を取りすぎないように香りやうま味を生かすことや食欲をそそるように彩を良くし見た目にもこだわりました。
3大学の学生が考えたレシピから13品がレシピブックに掲載されることになり、2020年1月にホテルニューオータニ大阪で開催された「味の素グループ2020年春季施策提案会」の「朝食ラブ」のブースで3大学のレシピから一品ずつ試食品として提供され、試食された方々からおいしいとお褒めの言葉を頂戴することができました。
新学期が始まる季節には、大手スーパー、量販店で学生たちが考案した簡単でおいしいレシピブックが無料で配布される予定です。このレシピは朝のイメージにピッタリの水色を基調にした表紙です。多くの人々がこのレシピを手にとり、朝食をとらなかった人がこれなら自分も作れると朝食をとる習慣を身に付けてくださることを学生たちは期待しています。
「食」を通して人々の健康に貢献できる取り組み「朝食ラブ」の活動に参加させていただいたことに、神戸市保健福祉局と味の素株式会社の関係者の皆様に厚く御礼を申し上げます。