2019.9.19 学園広報
2019年9月19日・木曜日、神女大 家政学部 管理栄養士養成課程の栄養学が専門の田中 紀子教授の3年生・4年生ゼミ生16名が、神戸市立和田岬小学校の児童42名を対象として旬の野菜を使った「神戸産’sキッチン」を、神戸市中央卸売市場本場の料理教室で開催しました。
和田岬小学校の奥田 雅人前PTA会長のご尽力により兵庫区地域提案型活動助成を受けて実施しました。
調理実習が始まる前に田中教授が、中国名はバーバオツァイである八宝菜をメインディッシュにしたメニューについて解説し、使用する野菜に含まれている栄養について説明しました。また、2年前に神戸港開港150年を迎えたことに触れ、神戸では中華料理は早くから食べられていたという食文化にも言及し児童の興味・関心を広げました。
献立は、2018年の「神戸産’sキッチン」のために先輩学生が考えたものでしたが、アンケートの結果を参考に児童がおいしいと感じるように、ブラッシュアップしました。
調理実習は児童7人が1グループになり一つの調理台を使い役割を決めて協力し合い調理を進めていきました。1グループに2名の学生がサポートしましたが、児童の自主性にまかせること、安全に配慮すること、手順に間違いがないか見守ることを心がけました。
料理が見た目にもきれいでおいしそうに出来上がるとみんなで楽しそうに盛り付けをして、待ちに待った実食の時間になりました。「おいしい」という声があちらこちらから聞こえてきました。
最後に感想を発表してもらうと「お姉さんが優しく教えてくれた」「自分達で調理できてよかった」「八宝菜が特においしかった」などの感想を聞くことができました。
実習が終わるときにはすっかり仲良くなった児童たちが、調理を楽しんでくれたことを実感でき、自分たちも嬉しく思いました。ゼミ生たちはこの食育活動に関わったことで、管理栄養士として将来活躍できる自信を持ちました。
「神戸産’sキッチン」メニュー