看護学科＆社会福祉学科子育てコラボサロンどーなつ　第4回子育て講座「知っておきたい子どもの感染予防と予防接種」を開催

2019.12.07　学園広報

看護学部看護学科と健康福祉学部社会福祉学科の専門領域の教員が中心となった「子育てコラボサロンどーなつ」第4回の講座を2019年12月7日・土曜日に開催しました。

第4回は、これから流行が懸念されるインフルエンザやその他に乳幼児がかかりやすい感染症の知識を深め、子どもが感染症にかかってしまった時の対処法について学び一緒に考える講座です。

講師は、看護学科の菅野由美子講師が務めました。菅野講師は小児看護学が専門で看護師・保健師でもあり、病気をもち地域で生活する子ども達や家族への支援について研究を続けています。

菅野講師は、最初に感染症の感染経路について説明をして、インフルエンザをはじめ、子どもが集団感染する可能性が高い流行性耳下腺炎（おたふくかぜ）、水痘、手足口病などに感染した場合の潜伏期間、感染経路、感染期間、症状、予防法、登校基準について講義しました。予防接種や日常における予防法、感染した人の嘔吐・吐物を処理する方法も教授しました。

講義が終わると、手洗いトレーニングをお子さんにも参加してもらって開始しました。専用ローションを手に塗り、普段通りに手洗いをして、検査器のグリッターバグに手を入れローションが残っているとその部分が光り、普通の手洗いでは、細菌が落ちないことが確認できました。その後で、子ども向けに作られた衛生学的手洗いを歌で覚えられように作られた動画を見て、お母さんと一緒に再度手洗いに挑戦。今度はきれいにローションが落ちて光る部分がなくなっていることがわかると嬉しそうにお母さんに手を見せるお子さんにお母さんも笑顔で応えます。感染症を予防する手洗いを楽しみながらマスターしてもらえました。

後半は座談会形式で教員が参加の保護者の皆さんの疑問に答え、感染症にお子さんがかかった時の体験談をきき、対処法の評価やアドバイスをしました。感染症が流行するのを防ぐ方法や感染源の情報を共有することについても話し合いました。

今回もわが子の健やかな成長を願うお母さんたちと子どもたちが健全に保育されることを目指して研究を続ける教員と和気あいあいとした子育てコラボサロンとなりました。

看護と福祉の経験豊富な専門家に悩みを相談でき、最新の子育ての知識も身につく子育てサロンどーなつに保護者の皆様、お気軽にご参加ください。
講座の間は、子育てコラボサロンどーなつのスタッフと看護学科と社会福祉学科の学生がお子さんを保育します。