2019.10.21 社会福祉学科 泉
社会福祉学科では、2019年10月21日・月曜日に当事者をお迎えし、2年生Cクラスの学生を対象とする生活支援技術Ⅲの演習を行いました。今回は、神女大が学生に培う能力としている「自立心・対話力・創造性」に基づき、主に対話力の強化を目的として、会話が難しい同年代の女性と一緒に5つのグループに分かれて、整容・生活リハビリ等の各授業テーマにそった交流を行いました。 言葉が出ないため、全身で自分の気持ちを表す女性に対応して、何とか気持ちを読み取ろうと向き合う学生たちの真剣なまなざしが印象的でした。目に見えないけれど存在する、非言語コミュニケーションでの対話や創造力・予測力の重要性を学ぶことができました。
生活支援技術Ⅲ(応用)では、一人ひとりの学生が演習を通して、生活支援に必要な技術はもちろんのこと、専門性の高い傾聴・受容・共感力といった特性に応じた対話力を培うために、教育効果の高い授業展開をしています。
学生たちは、一緒に同伴しているお母さんの姿に魅せられ、内から湧き出る強さや笑顔の美しさ、前向きで明るい言動に対して、専門職を目指す者として襟を正す機会になりました。
生活リハビリでは、Udayana大学から研修に来ている理学療法士のシタ氏も参加し、みんなでパプリカを踊りました。学療法士のシタ氏は、「バリには医療リハビリしかない。これから生活リハビリの大切さを学びたい」と研究者として新たな目標を語りました。
相互に刺激を受けながら体験・交流することで、共に知的に成長する能動的学修ことアクティブ・ラーニングとして参加者一人ひとりが新たな学びを得る機会となりました。