2019.10.04 社会福祉学科
社会福祉学科は、2016年から兵庫県進路選択学生等支援事業による助成を受けて出張講座を実施しています。2019度から健康スポーツ栄養学科も加わり、社会福祉とスポーツ栄養についての講座を行っています。
2019年10月4日・金曜日は兵庫県立北須磨高等学校で、社会福祉学科の津田 理恵子教授が、家庭科「福祉一般」の時間に特別非常勤講師として介護実習の授業を行いました。
津田教授は最初に福祉の仕事は、介護のほかに福祉行政、教育現場まで多岐にわたり、広い分野で福祉の知識や技術が必要をされていることを説明しました。授業は、講義とベッドメイキング、自分で起き上がることができない人を想定した介助の実習でした。介助するためには強い力が要ると思いがちですが、人間の体の動きの特徴を理解し、自分の体重を利用すればスムースに寝た人も動かせることが分かりました。その上「スライディングシート」「スライディンググローブ」といった介助用具を使うとさらに簡単に動かすことができること実習を通して体験しました。
生徒の皆さんは、津田教授の介助の説明を熱心にきいて実習に取り組みました。少人数の実習ならではのアドバイスも受けて、1時間の授業で、ベッドメイキング、寝ている人の体をベッドから起こす介助をマスターしました。ひとつのことができるたびに嬉しそうな声が生徒さんからあがっていました。
また、社会福祉学科の学生が手作りした福祉用具の自助具を提示して、高齢者が少しの工夫で食事が自分で摂れること、衣服の脱着が容易になることを話し、簡単な食事の自助具を作りました。
2019年10月11日・金曜日にも津田教授の授業があり、生徒の皆さんが福祉への関心が高まることを期待しています。