2020.02.13 教職支援センター
2020年2月13日・木曜日、須磨キャンパスM館 M317教室において教職課程研修会を開催しました。ポートアイランドキャンパスでも同時中継し、第8回は、神女短大も含め約90名の教職員が参加しました。
再課程認定申請作業が終了したところではありますが、現在中央教育審議会では「教職課程の基準の在り方に関するワーキング」において「複数の学科間・大学間の共同による教職課程の実施体制について」をテーマに議論が進められており、2019年末に「素案」がまとめられました。 これまで不可能であった「教科専門」科目や一部不可能であった「教職専門科目」が学科間で共通に開設できるように、また専任教員の共有化なども可能とする方向でまとめられています。また神女大の教職支援センターのような全学的に教職課程を統括運営する組織の設置も義務化の方向で議論が進められています。 神女大にも大いに関係する内容でもあることから第8回の研修会のテーマとして設定しました。
はじめに、司会の山田 史子教職支援センター課長による研修会の趣旨説明の後、開会にあたって三宅 茂夫教職支援センター長から挨拶がありました。
前半は、多畑 寿城学園教職支援センター長から、中央教育審議会初等中等教育分科会教員養成部会の教職課程の基準に関するワーキンググループにて検討されている「複数の学科間・大学間の共同による教職課程の実施体制について(素案)」に基づいて、制度と今後の予定について解説があり、 制度変更にともなう神女大の教職課程への影響について説明がありました。
後半は、教職支援センターの榎元 十三男副センター長より、2019年度実施の教員採用試験の結果概要と教員採用試験を取り巻く状況について報告がありました。小学校では、受験者数や競争率の減少傾向といった要因もあり合格者数は高水準を維持していること、中学校・高等学校では国語・英語・家庭で複数の合格者があったことが挙げられました。
教員養成や免許制度を取り巻く環境は大きな転換期を迎えており、今後も同様の研修会を定期的に開催し、教職課程・教員養成に関する最新の動向等を集約して共有を図るとともに、教職課程の質の保証及び向上に向け全学的に取り組んでまいります。