日々の授業を大切にすることから始まる教員採用試験対策

2019.9.2　教職支援センター

2019年9月に入り、2019年度教員採用試験もいよいよ終わりに近づきました。皆の努力の甲斐があり、神女大では、1次試験の合格者が2019年も数多く出ました。合格者の皆は、夏休みも、お盆も、台風も関係なく、最終試験合格に向け、全力で頑張りました。今は、2019年9月下旬から10月中旬にかけての最終合格発表を楽しみにしている所です。

教員採用試験の最初のハードルと言われている、筆記試験、論文試験。問われるのは教員としての教養です。それを身に着けるには、教職課程の各科目と、日々の授業を大切にすることが教員採用試験対策の第一歩と言えます。今回は、教職に関する科目のうち、「教育課程論」と「教職論」の授業をご紹介します。

「教育課程論」の授業では、教育課程の意義や機能を理解するとともに、学習指導要領の変遷を学びます。また、目標の設定や授業の組立て方、カリキュラムマネジメントまでを実践形式で行います。この授業をベースとして、教育実習の際に現場でしっかり活用できるよう、教育課程の意義や機能を学んでいきます。教員として特に重要な学習指導要領について学ぶことにより、確かな授業を行う基礎を身に着けることができます。

「教職論」の授業では、公務員とは何か、と言った根源的な所から、教員の魅力ややりがいについて実践例を通して学ぶとともに、教育公務員に関わる法規関連は具体的事例を交えて興味深く勉強を進めていきます。この授業では、全回を、アクティブラーニング形式で行います。学生は勿論、先生も毎回1分間スピーチを行います。スピーチの内容が目に浮かぶように、皆とても上手に発表します。この授業を通して、教員としての使命感や責任感を培い、児童・生徒のできる資質や能力を高めていきます。

教科や教職に関する科目の授業に主体的に取り組み、教員としての力量を高め、採用試験に向かってほしいと思っています。