2018.9.2 学園広報
2018年9月2日・日曜日に京都駅ビルで毎年催されている「京都駅ビル薪能」にあわせて、京都駅ビルで開催中の能・狂言の魅力を紹介する展示会「京都美風~古典芸能を楽しもう!能・狂言の世界へようこそ」に、古典芸能研究センター所蔵の能舞台の模型を出品しています。
能楽は、現存する世界最古の舞台芸術として世界無形文化遺産にも登録された貴重なものですが、一般になじむ機会が少ないため、「わからない」「難しい」というイメージもあります。その点、誰もが利用する駅で開催される「京都駅ビル薪能」は、気軽に能楽に触れられる好機といえます。この催しにちなんだ今回の展示も、京都駅ビル内の最も人通りの多いインフォメーション前の一角を会場として、通りすがりの人々にも見やすいしつらえとなっています。外国人見学者も多く、展示物には英語の解説もあります。
能楽観賞の基礎知識をわかりやすくまとめたパネル、能面や演能に使用する笛・小鼓・大鼓・太鼓のほか、場内には、「忠度」「松風」などの映像が流れ、スマホを使ってARで能を鑑賞できるコーナーもあります。古典芸能研究センター所蔵の能舞台の模型は、四方から眺められるようにさまざまな展示物の中心にあって、特に人目を引いていました。
この展示は、能楽を、いろいろな要素で構成された展示物で紹介しているため、人々はそれぞれのもつ興味によって自然と足を止めていました。
この展示は2018年9月21日・金曜日まで開催しています。京都駅をご利用の際はぜひご覧ください。
古典芸能研究センターはこれからも伝統芸能の普及・振興に協力してまいります。
「京都美風~古典芸能を楽しもう!能・狂言の世界へようこそ」
2018年8月25日・土曜日~9月21日・金曜日 10:00~20:00
京都駅ビル インフォメーション前