2018.6.11 学園広報
2018年6月11日・月曜日、須磨キャンパスにおいて、山田 勉教授担当の「現代社会Ⅰ」の授業に、須磨税務署 宇野 正人署長を講師に迎え特別講義を行い、約60名の学生が受講しました。
宇野署長には、「『税』を知ろう」をテーマに、税の使われ方、税制の変遷、税の分類、国の財政状況と税収の推移、消費税の仕組みなどについて講義していただきました。
急速に高齢化が進んだために社会保障費や国の借金返済費である公債費が、年々増加している現状を踏まえ、受益と税負担のバランスを考え国民全体で議論していく必要があると説かれました。
授業の後半は、同税務署の統括国税調査官の浅井 美和氏が、2019年10月に消費税10%に引き上げ予定の際に、導入される軽減税率制度について詳しく解説されました。特に軽減税率の対象となる飲食料品の説明では、意外なものが対象から外されていたり、同じ飲食料品でも販売方法で軽減税率の対象にならないものがあることなど、興味深いお話が続きました。
最後に国税庁の仕事は、女性の進出が期待され、働きやすい環境の職場であると説明され、将来国税庁で働くという選択肢も考えてくださいと述べられました。