2018.4.14 学園広報
神幸祭 拝殿前での記念写真 神輿を頭上高く掲げ、放り上げます 桜門から出る女子神輿
神戸市中央区にある生田神社は、稚日女尊(わかひるめのみこと)をお祀りし、日本書紀に御創建が記されている歴史のある神社です。
神戸女子大学、神戸女子短期大学の母体である学校法人行吉学園の発祥の地である現在の三宮キャンパスは、生田神社の氏子地域、生田神社周辺の宮元地区に位置しており行吉学園とはご縁の深い神社です。
2018年4月14日・土曜日、生田神社の祭典の中で最も重要な祭典である生田祭に、神戸女子大の有志の学生約40名と教職員10名が一般参加の方とともに、女子神輿(みこし)に奉仕しました。
生田祭は11地区に分割された氏子地域が、輪番制で神輿を担ぎ、御神幸(おわたり)をする春の例祭で、2018年は三宮地区が奉仕当番です。
当日は曇りで肌寒く、途中から雨も降り出す天気でしたが、元気一杯に生田神社の紋である八重桜をあしらった法被姿で神輿を担ぎ三宮のセンター街や旧居留地を巡幸しました。
女子神輿は13時に生田神社を出発して、学生にとっても馴染み深い三宮界隈を「わっしょい!わっしょい!」のかけ声で、地域の安全と繁栄を願いながら巡幸しました。ところどころで「しゃーんとせー」のかけ声で神輿を一番高い位置に持ち上げ、続いて「ソー」「レー」「サー」「ハッ」のかけ声とともに息を合わせて神輿を一気に頭上へと放り上げる動作には、沿道で見守る観衆から大きな拍手が沸き起こりました。
雨に濡れながらも最後まで大きな声をかけながら神輿を担ぎ、清々しい気持ちで一連の神事を終えることができました。
学生たちは、女子神輿への奉仕を通じて伝統文化に触れ、仲間との連帯感や達成感を味わい、貴重な経験ができました。指揮者をはじめ支えてくださった関係者の皆様、沿道からご声援をいただいた多くの皆様に心から感謝申しあげます。