2018.5.22 看護学科 田村
助産学概論の授業では、日本妊産婦支援協議会りんごの木のメンバーの方を外部講師としてお招きし、女性の産む力と助産師のケアについて寸劇の鑑賞、出産体験を聞くこと、そしてディスカッションを通して学修をしました。
劇では、妊婦の方が過去の出産体験に向き合う過程やその振り返りを支援する助産師の関わりをりんごの木の方に熱演いただきました。出産体験の語りでは、女性は正常な経過であっても妊娠・出産を通して様々な身体の変化を体験し、その変化にとまどいや不安など色々な思いを持っていること、出産体験は産んで終わりではなくその後の女性の人生に大きく関わること、女性が望む助産師の関わりとは何かなどを語っていただきました。その後、学生はメンバーの方々と交流しながら活発なディスカッションを行いました。学生の皆さんからは、「助産師や周りの人間の関わり方は母親のその後の人生にまで影響すると分かりました。その体験談を聞いて、もっと温かみのある、母親に寄り添うことができる助産師になりたいと強く思った」、「助産師がどうあるべきなのか、どのような助産師が妊婦の方から求められているのか考えさせられた」、「お産は、生の誕生である素晴らしいものであるため、お産を経験する人全てが温かみのあるお産として体験できるような関わりができるようになりたい」等の意見が聞かれました。