日本考古学ゼミで奈良県 高市郡 明日香村の遺跡見学を実施
2018.12.1 史学科 寺沢
2018年12月1日・土曜日、寺沢ゼミ3年生は史学演習Ⅲの学外研修として、奈良県 高市郡 明日香村の遺跡見学を実施しました。
見学先として選んだ遺跡の主なコンセプトは「蘇我氏の栄枯盛衰」で、次のような遺跡を自転車で精力的に踏査しました。
高松塚古墳壁画館→高松塚古墳→天武・持統合葬陵→石舞台古墳→都塚古墳→伝飛鳥板葺宮跡→飛鳥苑池跡→飛鳥寺→入鹿首塚→飛鳥資料館
以上の順で踏査しました。
高松塚古墳壁画館では、学芸員の泉 武氏に、壁画の人物像や星宿の意味、壁画の各色の顔料の種類や産地について詳細に説明していただきました。星宿の配置と四神像が関連していることなど、新鮮な知見に学生は感動していました。
また、蘇我 馬子の墓の可能性がきわめて高い「石舞台古墳」が、飛鳥京跡を見下ろして築造されているという立地や、横穴式石室の巨大さを体感し、さらに蘇我 馬子の父親である蘇我 稲目の墓ではないかと推測されている「都塚古墳」の立地や横穴式石室の構造、家形石棺の型式変遷などを現地で学び、あらためて歴史の舞台での実地研修の重要さを実感した一日となりました。
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