2018.9.19 学園広報
2018年9月19日・水曜日、神戸女子大学 家政学部 管理栄養士養成課程の臨床栄養学を専門とする辻 秀美教授のゼミ生と栄養学を専門とする田中 紀子教授のゼミ生の合計22名が神戸市立和田岬小学校の児童48名を対象として旬の野菜を使った「神戸産’sキッチン」を神戸市中央卸売市場本場の料理教室で開催しました。
和田岬小学校の奥田 雅人前PTA会長のご尽力により兵庫区地域提案型活動助成を受けて実施しました。この日は地元のJA兵庫六甲から野菜などの食材を提供していただきました。
調理実習の始まる前に、JA兵庫六甲の職員の方から、JAの活動の内容やクイズ形式で神戸産の野菜についてのお話がありました。続いて辻教授が本日のメニューについて説明し、使用する小松菜やモロヘイヤなどの野菜に含まれる栄養についてミニ講義を行いました。
学生は献立、レシピ、調理方法、手順を考え、料理のリハーサル、試行錯誤を繰り返し、当日は早朝から準備をして料理教室に臨みました。安全を第一に、調理の手順をアドバイスするようにして児童が自主的に実習できるように心がけていました。
主菜は「八宝菜」中華風の献立です。他には「パプリカの酢の物」「モロヘイヤのスープ」」を調理しました。デザートは神戸産のイチジクを使った「フルーツヨーグルト」です。子どもたちは、8人が1グループになり一つの調理台で調理しました。人数が少し多かったので役割を決めて協力し合い調理を進めていきました。良い匂いが調理室に広がっていくと「お腹がすいた」という声があちらこちらから聞こえ、楽しそうに出来上がった料理を食器に盛り付け、配膳をしました。実食では、学生も一緒に料理の感想を言いながら美味しくいただきました。ご飯のお代わりをする子どもは何人もいて、ご飯は全部なくなりました。
最後に「お姉さんが優しく教えてくれた」「自分で調理をして、給食を作ってくれる人のことが分かった」「八宝菜が特においしかった」などの感想を聞くことができました。
自分で調理する楽しさを実感してもらえたことに学生たちは満足し、この食育活動に関わったことで、管理栄養士として将来活躍できる自信を持ちました。