2018.12.16 社会福祉学科
2018年12月16日・日曜日に2018年度社会福祉研究交流会を開催しました。卒業生と在学生、教員が福祉の学びを深めるとともに交流を図ることを目的として毎年開催しています。2018年度は「生活支援の現場から」をテーマとして、第1部では教員の基調報告、第2部では卒業生5名を招いてシンポジウムを行いました。
オープニングの「卒業生NOW」では、卒業生から1人1分程度の近況報告をしてもらいました。突然の振りにもかかわらず、ほとんどの人が1分以上のスピーチをしてくれました。当日参加できなかった卒業生からのビデオレターもありました。
第1部の基調報告では、松崎 喜良教授から「生活支援の現場から」と題し、社会福祉の課題が「地域包括システム」から「我が事・丸ごと地域共生社会」の構築へと変化している背景や現状について報告がありました。利用者や地域住民に対してどのような支援が必要になるのか、第2部のシンポジウムに向けてこれからの社会福祉を考えるきっかけになりました。
第2部のシンポジウムでは、高齢者の介護分野、障がい分野、児童分野、医療分野、精神保健分野で働く5名の卒業生がシンポジストとして登壇し、松崎教授のコーディネートのもとそれぞれの現場での実践について報告しました。今関わっていて気になる利用者とその支援について語る中で、仕事における苦労やしんどさが利用者との深い関係性を通して悦びや充実感に変わっている様子が伝わってきました。また地域との共生を目指すことが施設と機関の使命であり、よりよい利用者支援に繋がることが分野を越えて語られました。
卒業生にとっては後輩たちに話すことによって自分の仕事と生活を振返るきっかけになり、在学生にとっては先輩というモデルに出会い大学生活や進路について考えるよい機会となりました。
在学生の感想