3年生ゼミがNGO外国人救援ネットを訪問
2018.5.23 社会福祉学科 清水
2018年5月23日・水曜日、清水ゼミ3年生が、神戸市にあるNGO外国人救援ネットに行ってきました。
社会福祉士である相談員の方から、阪神・淡路大震災をきっかけにこの団体が生まれた背景、活動内容、日本や神戸における外国人住民の状況を詳しく説明して頂きました。在留資格により様々な課題があること、このような民間支援団体のない中国・四国地方に相談員が出かけて行くこともあること、親が外国籍の子どもの抱える課題などさまざまなお話をお伺いすることができました。
ちょうど3年生が実習に行く前であることから、それぞれの実習先に関連して、クライエントが外国人の事例なども紹介して頂き、社会保障における様々な盲点に気付かされたのではないかと思います。
学生にとって貴重な気付きを得ることが出来ました。講師の方、お忙しい中本当にありがとうございました。
学生たちの感想
- 多種多様な分野の相談業務を継続して行っていらっしゃることがわかり、言葉の壁だけでなく、医療、介護、労働、児童など様々な分野に対応しなければならないという困難さも知ることができました。
- 一回の相談だけではなく、子どもの成長と共に出てくる問題についても相談に応じているとおっしゃっていたように、これは信頼関係を築かないとできないことであり、それだけ寄り添って解決に導いているように思いました。そのためにも支援者は幅広い知識が必要なのだと思いました。
- 事例を聞かせて頂いたことで、私たちが将来仕事で関わっていく中で課題となるであろう事がたくさん見えました。介護保険の複雑さ、クライエントにわかりやすく利用しやすくするにはどうすれば良いのか、医療通訳制度の不足、金額の問題などこれから実習ということで、事前学習をしっかりと行い、現場の方からしっかり学び取っていけるよう頑張ろうと思います。