2018.4.21 社会福祉学科 松崎
医療・福祉事例検討会で熱心に事例検討する専門職の人々
社会福祉学科は、MSWこと医療ソーシャルワーカーなどの医療福祉分野に就職する学生が大変多くいます。2018年4月には、社会福祉士の資格を取得した19名の学生が、医療機関などにMSW等の専門職として働きだしました。
MSWとして働く卒業生のスキルアップを支援するために、社会福祉学科の阿江 善春非常勤講師を中心に「医療・福祉事例検討会」を開催しています。2018年4月21日・土曜日は、特定医療法人 社団 仙齢会はりま病院MSWの畠 奈生子氏から「サービス利用を拒否される患者家族への支援について」、医療法人社団 甲友会西宮協立リハビリテーション病院MSWの西本 ひかる氏から「回復期リハビリへの流れについて」の事例報告を検討しました。
参加者はMSWのみならず、ケアマネージャー、地域福祉のコーディネーター、卒業後にスピーチセラピーを学んでいる学生など多岐にわたっていました。他職種連携のなかでの支援の必要性など、MSWの専門的支援のあり方や制度利用の不十分性などを改めて学ぶことになったと思います。
参加者は総勢で31名となったため、急遽広い会場に変更しましたが、MSWへの就職を希望している4年生は、現場の先輩の活躍を知り「国家試験の合格と病院への就職を実現したい」と学修意欲を高めていました。
現場でも現任訓練はなされていますが、まだまだ要望が高いので、今後とも2ヶ月に一度程度の開催を定例化していきたいと思っています。次回は、2018年6月9日・土曜日14時からJR兵庫駅北側徒歩1分の兵庫勤労市民センタ―にて開催します。