学生が日本薬学会第138年会でポスター発表を実施
2018.3.28 健康栄養学研究科 吉川
2018年3月25日・日曜日から28日・水曜日に、石川県立音楽堂他で開催されました日本薬学会第138年会において、大学院健康栄養学研究科2年生の1名と、健康福祉学部健康スポーツ栄養学科4年生の3名がポスター発表を行いました。
4名の発表は、疾患と食と健康に関する内容でした。
多くの方が発表を見に来てくださり、多くの質問をしてくださり、学生諸君にとっても非常に有意義な機会となりました。
また、健康福祉学部健康スポーツ栄養学科4年生の発表の一つが「報道機関向け講演ハイライト」に選ばれ、研究を社会に向けてアピールする良い機会になりました。
発表演題
- 各種コーヒーの抽出方法の違いによるACE阻害効果と抗酸化作用の検討 「報道機関向け講演ハイライトに選出」
(京都薬科大学・株式会社シクロケムバイオとの共同研究)
- 機能性畜産副生成物グロビンの摂取による高血圧治療への検討
(ILS株式会社との共同研究)
- 無糖質食による2型糖尿病予防効果への影響
(京都薬科大学・株式会社シクロケムバイオとの共同研究)
- マグネシウム、銅、亜鉛摂取による骨粗鬆症モデルマウスの骨代謝や骨強度への影響
(神戸常磐大学・神戸大学・京都薬科大学との共同研究)
発表した学生の感想
- 修士課程での2年間の研究の締めくくりとして、この学会に参加しました。参加していた研究者とディスカッションをし、意見を交換できたことが、今後、自分の進める研究に対する自信に繋がると思いました。今後も学会には積極的に参加し、これらの経験を糧に研究を頑張りたいと思います。
- 初めて学会という場に参加させていただき、発表を聞きに来ている人の多さ、発表する人の多さに驚き、自分もここで発表するのだと考えるととても緊張しました。自分のやってきたことに自信を持っていて、分かっているはずでも、人に伝えるのはとても難しいと痛感しました。しかし、違った角度から自分の研究を見ることもでき、新しい提案をしていただけるなど、今後の研究につながる発見もたくさんできました。普通ではあまり経験できない学会という場で、自分の研究をたくさんの人の前で発表できるだけでなく、様々な分野の方の研究内容を見ることができ、本当にいい経験になりました。貴重な経験をさせていただきありがとうございました。
- 今回の発表では不十分だった研究の内容を質問していただけることが多く、次回の検討に活かせるよいきっかけになったと思います。また1つのデータに対して色々な考察をしてきましたが、また違った考え方を聞くことができたのもよかったです。できる実験はどんどん行って、新しい発見や、より詳しいところまで突き詰めていきたいと思うことが出来ました。
- 今回、大変光栄なことに、自分の発表がハイライト集に選定、掲載をしていただきました。ハイライト掲載していただいたことで、前回と比にならないほど多くの方々がポスターを見に来てくださいました。多方面から、沢山のご指摘、ご助言をいただき、今回の経験をこれからの活動に活かせるよう課題に取り組んでいきます。