2017.9.15 看護学科 丸山
教職課程を選択している看護学科2年生が、特別支援学校で5日間の体験活動を行いました。この科目は養護教諭1種免許状を取得希望の学生の選択科目で、特別支援学校で児童生徒とふれあい、障がいについての理解を深め、先生方の児童生徒への対応から、障がい特性にあわせた適切な支援方法を学びます。毎年2年生の9月上旬に実施しており、2017年度は16名が選択しました。
16名の学生は5つの特別支援学校に分かれ、それぞれの学校の計画した活動内容に沿って、児童生徒と一緒に授業に参加したり、校外学習に同行したりしました。参加した学生たちからは、「想像していた学校と全然違っていて、とても明るく楽しい雰囲気だった」、「行ってよかった」、「5日間、短かった」という声があがりました。また、「体験活動で学んだことについて、身近な友達や家族に語って、周囲の人の障がい児への理解を深めたい」、「子供たちのお世話をするのではなく、できることを伸ばし、社会に適応できるように支援していくことが大切」など、多くの学びが得られた貴重な体験になりました。
特別支援学校での体験を通して、障がい児支援に関する養護教諭としてのスキルを身につけるだけでなく、「対象者を理解して、ひとりひとりの個別性を考慮し適切な支援を行う」という点で、看護師や保健師として医療・保健の現場で働くときにも活かせる、とても大切なことを学ぶことができたのではないかと感じています。