2017.11.16 日本語日本文学科 橋本
2017年11月16日・木曜日の10時40分より、須磨キャンパスA館A409教室にて「2017年度神戸女子大学国文学会総会・講演会」を開催しました。
日本語日本文学科の樹下 文隆教授が「『熊野』の世界」と題して講演しました。
能の代表的な曲の一つである『熊野』(ゆや)は、平 宗盛(むねもり)の寵愛を受けていた女性 熊野(ゆや)が、母の身を案じて帰郷を願う物語です。
この曲の中に、京都の東山、清水寺が登場しますが、なぜそこに宗盛や熊野が訪れる設定になっているのか、当時の背景や思想、そして作者の表現意図などについて、詳しい話を聞くことができました。
この講演会で学んだことは、後日の学科行事「秋の文学散歩」で京都・清水寺界隈を訪れた際に、私たちをより深い理解に導いてくれることでしょう。