2017.4.22 史学科 梶木
史学科の新入生向け専門科目「入門演習」では、直に文化財に接する機会として学外研修を実施しています。2017年度は、奈良県の興福寺と東大寺を見学しました。
見学に先立って、2017年4月20日・木曜日に事前学習会を行ない、知名教授から両寺は建立以来度重なる火災などの災害に遭いながらも、その都度復興され、さらに廃仏毀釈をも乗り越えて現在に至っているなどの講義を受けました。そのうえで、4月22日・土曜日、好天に恵まれた興福寺東金堂・仮講堂や東大寺二月堂・大仏殿などを見学しました。
興福寺中門跡や東大寺東塔跡など「歴史の現場」では、知名教授の説明に熱心にメモをとる学生の姿がありました。学外研修にはレポートも課されています。国宝クラスの建物や仏像など実物資料の迫力、そして多くの観光客の熱気を実際に味わった新入生がどのようなレポートをまとめるのか、心待ちにしています。