2018.1.16 神戸国際教養学科 野口
2018年は、1908年にブラジルへの最初の移民船「笠戸丸」がブラジルのサントス港へ向けて出港して110年を迎えます。
グローバル・ローカル技法の授業で、海外移住と文化の交流センターを訪問し、一般財団法人日伯協会の専門調査員の天辰 充幸氏より移民の始まりから、ブラジルに渡った日系人移民の方々の変遷や現在のブラジル日系人の方々のブラジルへの貢献について貴重なお話しを伺いました。お話の中でとても印象に残ったことは、移民の方々が日伯の民間交流の礎を築いたことにも意義があるのではないかということです。
天辰氏のお話の後に、海外移住と文化の交流センター 移住ミュージアムを見学しました。学生たちの展示に関する質問について丁寧に説明をしてくださったことに感謝申し上げます。移住ミュージアムの展示の中には、渡航後のブラジルやその他の中南米の国々での生活に関するパネル展示に加え、渡航時に持参した荷物などの実物を資料として展示されていました。
学生は、天辰氏のお話を伺い、且つ実物やパネルを見ることによって、当時のブラジルでの日系人の方々の生活について理解を深めたと考えます。今後も、このように国際理解を深めることが出来るような機会を大切にしたいと改めて感じた時間でした。