2017.12.8 学園広報
兵庫ヤクルト販売株式会社GR推進室マネージャー・管理栄養士でもある森田 妙子氏による食育講演会
中学生に講義されるように分かりやすく話す森田氏
講義終了後に、全員に配られたヤクルトの成分表示を見る学生。
「本日の授業は将来の参考になります」と導入説明をする「教育相談」担当の谷山 優子准教授
2017年12月8日・金曜日に谷山 優子准教授担当の「教育相談」の時間に、家政学部で教職を目指す学生31名が、特別授業として兵庫ヤクルト販売株式会社GR推進室マネージャーで管理栄養士の森田 妙子氏による食育講演会「毎日を元気に楽しく~からだからのお便りに耳をかたむけよう~」を受講しました。
将来、教師を目指す学生が教員になったときは、学習指導要領に示された食育の推進に深く関わることになります。そこで、出前授業で小・中学校の生徒を対象にした食育活動で実績のある同社の森田氏をお招きし、中学生に行っている授業を学生相手にしていただきました。
森田氏は、中学生は成長期であり、朝食を抜かない、カルシウム・鉄分をしっかり摂る、野菜不足に気をつけたバランスの良い食事をする、成長ホルモンは眠っている間に分泌されるためによい睡眠習慣が大切である、と述べました。
そして、栄養を吸収する腸の働きについてクイズも取り入れた詳しい説明がありました。腸内菌は100兆個もあり、その重さは1キログラムもあると知って学生たちは一様に驚きの表情を浮かべました。腸内菌には良い働きをする菌と悪い働きをする菌があり、ビフィズス菌、乳酸桿菌といった良い菌を増やすことは、健康を維持し老化防止にもつながります。そして、毎日の排便に注目することで腸内環境を知ることができると説きました。
森田氏の話し方や中学生が興味を持つように工夫されたパワーポイントの資料を見て、学生たちは、食育教育を学ぶ過程において非常に勉強になり、自分自身の健康的な生活を送るうえでも貴重な知識を得られ、大変有意義な時間となりました。
また、12月4日・月曜日にも教育学科の学生に、兵庫ヤクルト販売株式会社の管理栄養士の浅田 麻美子氏が小学生向けの講演をしてくださいました。